本学卒業生がスタートアップという環境の面白さを紹介するイベントを開催
本学卒業生がスタートアップという環境の面白さを紹介するイベントを12月18日、津島キャンパスで開催しました。
このイベントは名古屋大学発ベンチャー企業Craif株式会社でエンジニアとして活躍する本学卒業生の西川天帆路さんがスタートアップやベンチャー企業の働き方とその魅力について学生に伝えることを目的として企画したもので、本学学生など約10人が参加しました。
第一部では、Craif株式会社の小野瀬 隆一代表取締役CEOが講演を行いました。
小野瀬CEOは、大企業に勤めていましたが、祖父母のがん罹患をきっかけに「がんを何とかしたい」という思いで起業。
文系出身ながら専門家によるチームを作り上げ、尿検査による「痛みのない高精度ながん早期発見」の実現に取り組んできたことを話し、チーム作りの重要性について強調しました。
第二部では、西川さんと同じく本学卒業生でCraif株式会社でエンジニアを務める岡省吾さんが登壇。
西川さんは「いろいろな人と見たことのない景色を見たい」という思いでスタートアップに飛び込んだ経験について語り、岡さんは岡山からフルリモートで東京の仕事をこなす日常について話し、多様な働き方があることを紹介しました。
続いて行われた意見交換では、「大企業は教育システムが整っている点や組織のメカニズムを学べる点などで優れているが、業務が型どおり、スピードが遅いなどの面もある。
一方、スタートアップは成長が早い、経験ができる、刺激的な人たちと働き続けることができるという点が優れている」などさまざまな意見があがりました。
最後に小野瀬CEOが「大企業もスタートアップもそれぞれに優れた点がある。
インターンシップなどで学生のうちにさまざまな企業を知ることが重要」と学生にアドバイスを送りました。
参加者からは、「刺激的な講演会だった」「ベンチャーやスタートアップでの働き方に興味が湧いた」「大企業とスタートアップとの違いを、具体的な経験を踏まえて話してもらえたので、とてもよく理解ができた」といった感想が寄せられました。
主催者である西川さんは「スタートアップでは濃密で有意義な時間を過ごし、圧倒的な成長の機会を得ることができます。企業選びの候補の一つとして、スタートアップという選択肢をぜひ知っていただきたいです」とコメントしています。
本学では、スタートアップ・ベンチャー創出本部が窓口となり、技術シーズ・ビジネスプランの事業化に向けたアドバイス、経営相談先の紹介など、起業に関するさまざまな支援を行っています。
ベンチャー企業設立にご興味をお持ちの教職員・学生の皆さんは、どうぞお気軽にご相談ください。
【本件問い合わせ先】
研究・イノベーション共創機構スタートアップ・ベンチャー創出本部
E-mail:start-up1◎adm.okayama-u.ac.jp
※@を◎に置き換えています。