お知らせ

岡山大学起業部は12月16日、株式会社イノベーション・アクセルとコラボレーションし、特別イベント「年末感謝祭」を岡山市のスタートアップ支援拠点「ももたろう・スタートアップカフェ」（ももスタ）で開催しました。
このイベントは、大学生とスタートアップ支援の専門家が協力し、学生起業の可能性を広げる場として企画されました。

イベントは3部構成で進行。第1部「岡大起業部ピッチセッション」では、起業部の学生メンバーが今年度の成果やプロジェクトの概要について発表しました。

第2部の特別講演では、株式会社イノベーション・アクセル取締役である東京大学応用資本市場研究センターの忽那 憲治特任教授が登壇し、日本のベンチャー企業が60カ月後に時価総額が伸び悩む現状を指摘し、M&Aを通じた成長や企業価値の向上の重要性を強調するなど、スタートアップの現状や成長のヒントについて講演しました。

惣那センター長・特任教授による講演の様子

続く第3部「学生起業の現状と課題ディスカッション」では、岡山大学起業部の顧問である神戸大学大学院経営学研究科の佐藤正和特命教授を交え、起業と就職の選択についてや大学発ベンチャーを増やすための環境整備についてなど活発な意見交換が行われました。
パネリストである起業部部長の大西一碧さんは、自らの起業経験をもとに「自分の研究を進める中で、研究と起業の共通点に気付いた。
挫折を繰り返しながらも挑戦を続けた経験が、起業への粘り強さを育てた」と語り、学問と起業の両方に挑戦することの重要さを指摘しました。

パネルディスカッションの様子（左から起業部部長の堀内涼太郎さん、大西さん）

パネルディスカッションの様子

岡山大学起業部は、学生有志で構成され、起業家精神の醸成やビジネススキルの向上を目的として活動しています。
一方、株式会社イノベーション・アクセルは、スタートアップ企業の成長支援やイノベーションの促進を専門とする企業であり、シード・アクセラレーターやベンチャーキャピタル、IPO、M&Aなど幅広い分野で知見を有しています。

本学では、スタートアップ・ベンチャー創出本部が窓口となり、技術シーズ・ビジネスプランの事業化に向けたアドバイス、経営相談先の紹介など、起業に関するさまざまな支援を行っています。
ベンチャー企業設立にご興味をお持ちの教職員・学生の皆さんは、どうぞお気軽にご相談ください。

【本件問い合わせ先】
研究・イノベーション共創機構スタートアップ・ベンチャー創出本部
E-mail：start-up1◎adm.okayama-u.ac.jp
※@を◎に置き換えています。