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岡山大学発ベンチャー・(株)ハイドロヴィーナスが「U-START UP KANSAI 2024」にてNEDO賞を受賞

岡山大学発ベンチャー認定企業・株式会社ハイドロヴィーナス[New window]は、9月12日、大阪市で開催された大学発スタートアップ事業展開支援プログラム「U-START UP KANSAI 2024[New window]」オープンピッチにおいて、NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)賞を受賞しました。

U-START UP KANSAI 2024は、大阪商工会議所と関西イノベーションイニシアティブ(KSII)が主催するもので、大学発スタートアップの創出や産学連携を通じた事業拡大を目的としています。今年度は、全国各地から75件のエントリーがあり、その中から厳しい書類選考を通過した11社の大学発スタートアップがピッチに登壇しました。

ハイドロヴィーナスからは、上田剛慈代表取締役が登壇。同社の事業と技術についてプレゼンテーションし、それらが高く評価され、今回の受賞となりました。

同社は、学術研究院環境生命自然科学学域(工)の比江島慎二教授が発明した水力発電機「Hydro-VENUS」を活用した事業を展開しています。この発電機は、水の流れによって半円柱型の振り子を振動させることで発電を行うもので、従来の潮流発電とは異なり、プロペラを使用しない方式を採用しています。この革新的な技術により、製造コストの低減や維持管理の簡易化、河川における持続可能なエネルギーの供給が可能となります。この技術を活用し、これまで電源不足で活用が難しかった河川や水路網に、センシング通信ネットワークを構築し、AIを活用してデータを学習させることで、日常管理や氾濫予測に役立てる同社の「治水DXソリューション」が注目を集めています。
上田代表取締役は、受賞に際し「私たちの技術や事業は身の回りの水環境をエネルギーや通信のインフラに変えるポテンシャルがあります。この度の受賞は、当社の技術が評価されただけでなく、これからの事業拡大に向けた大きな一歩と捉えています。今後も引き続き、岡山大学との連携を強化し、社会に貢献できる技術開発を推進してまいります」とコメントしています。
本学は今後も、スタートアップ支援を通じて地域や国際社会におけるイノベーション創出に尽力していきます。

○本学では、スタートアップ・ベンチャー創出本部が窓口となり、技術シーズ・ビジネスプランの事業化に向けたアドバイス、経営相談先の紹介など、起業に関するさまざまな支援を行っております。ベンチャー企業設立にご興味をお持ちの教職員・学生の皆さんは、どうぞお気軽にご相談ください。
HP:岡山大学ベンチャー支援サイト

【本件問い合わせ先】
研究・イノベーション共創機構スタートアップ・ベンチャー創出本部
E-mail:start-up1◎adm.okayama-u.ac.jp
※@を◎に置き換えています。