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お知らせ

ACTIVITY

筑波大発ベンチャー・サイバーダイン(株)を招き、世界初の装着型サイボーグHAL®を活用した事業アイディアについて検討する「岡山リビングラボ」を開催

本学大学院ヘルスシステム統合科学研究科とおかやまスタートアップ支援拠点運営委員会は7月10日、企業関係者や学生、地域住民など多様な参加者が地域の課題解決に向けたテーマについて討議し、革新的なサービス・商品のアイディア等の創出を目指す「岡山リビングラボ」をオンラインを併用し、岡山駅前「イコットニコット」内のスタートアップ支援拠点「ももたろう・スタートアップカフェ」(https://momosta.com/)で開催しました。 

岡山リビングラボはオープンイノベーションを促進するため、2019年から開催しています。27回目となる今回は岡山県出身の山海 嘉之・筑波大学教授がCEOを務め、世界初の装着型サイボーグHAL®(Hybrid Assistive Limb®)の開発で知られる筑波大学発ベンチャー、サイバーダイン(株)(https://www.cyberdyne.jp/の安永 好宏 営業本部長とHAL® を用いたリハビリ事業を展開する岡山ロボケアセンター(株)(https://oka-robocare.co.jp/)の向谷 隆 代表取締役を講師に迎え、HAL®を活用した事業アイデアについてワークショップ形式で検討を行いました。 

 ワークショップでは、まず、安永本部長がHAL®について、脳から筋肉に伝わる微弱な「生体電位信号」を検出することで、装着者の意思に従った動作を実現できること及び福祉や医療分野だけでなく、工場での重作業支援、災害現場での復興支援活動等幅広い応用が期待されていることなどについて説明。続いて向谷代表取締役がHAL®による脳神経・筋系の機能の改善を促すNeuro HALFIT®」プログラムを導入し、脳性まひや脳卒中を患った方のリハビリを行っていることなど、HAL®の活用事例について紹介しました。 

 その後、参加者は数グループに分かれ、両社の社員も加わりながら、HAL®を活用した事業アイデアについてディスカッションを行いました。 

 ディスカッションの結果発表では、各グループから、水中用のHAL®を作る、競走馬のトレーニングに活用する、育児に役立てるなど、ユニークな事業アイデアが発表され、安永本部長からはそれらに対する真摯なコメントとともに、今後の事業展開の参考にする旨の発言がありました。 

 今回の岡山リビングラボには会場・オンラインあわせて本学教員・学生や社会人など合計34名が参加し、参加者からは「楽しかった」、「もっと話したかった」などの感想が寄せられました。 

 なお、本学は国家戦略特区(スーパーシティ型国家戦略特区、デジタル田園健康特区)に関係している筑波大学、山梨大学、大阪大学と連携した共生型連合体を構築し、「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」などを通じた、医療制度の規制緩和や革新的新医療技術開発、地域の暮らし変革に取り組んでおり、今回の岡山リビングラボはその一環になります。 

 

【本件問い合わせ先】 

学術研究院ヘルスシステム統合科学学域 

特任准教授 志水武史 

e-mail: shimizu.takeshi◎okayama-u.ac.jp 

※@を◎に置き換えています。 

ディスカッションの模様

留学生もディスカッションに参加

プレゼンテーションの模様